不倫慰謝料
不倫慰謝料を弁護士に相談する流れ
1 不倫慰謝料で相談したいのだけれど
最近では、インターネットで検索すれば様々な情報を得られます。
不倫慰謝料に関する情報も多種多様な内容の情報が出てきます。
ただ、いざ自分自身が当事者として、慰謝料を請求するまたはされるとなりますと、やはりインターネットの情報だけでは不安に感じてしまうこともあると思います。
不倫慰謝料のことを専門家に聞いてみたいけど、どのように進めていけば良いのだろうかというお悩みを抱えている方に説明をしていきます。
2 誰に相談するか
法律にかかわる分野の専門家には、弁護士や司法書士、行政書士などがいます。
この中で、不倫慰謝料に関して相談者から依頼を受け相手方と交渉、あるいは裁判を行っているのは主に弁護士となります。
そのため、まずは相談する弁護士を探していただくことになります。
ただ、インターネットで弁護士事務所を検索するとたくさんの事務所が出てきて、どこに相談すれば良いのかが分からなくなってしまうと思います。
相談する弁護士事務所を選ぶポイントは、「自分が相談したい分野を扱っている事務所なのか」となります。
例えば、「ラーメンが食べたい」と思って「飲食店」で検索したら、イタリアンや和食など様々な店舗が出てきてしまいます。
イタリアンのお店に行ってラーメンを注文しても「うちではやっていません」と言われてしまうでしょう。
法律事務所も同様で、各事務所にはそれぞれ扱っている分野がありますので、「不倫慰謝料を扱っています」と記載されている事務所を探してください。
3 弁護士と相談
相談する弁護士事務所を決めたら、まずは相談の申し込みをしていただくことになります。
多くの弁護士事務所は法律相談については予約制をとっていますので、日時・場所等を電話などで調整します。
相談日になりましたら、弁護士事務所等で弁護士との相談になります。
不倫慰謝料の場合、相談内容は慰謝料の請求をする側と請求をされた側で当然変わってきます。
請求する側の場合、主な相談のポイントは、①そもそも相手方に請求ができるケースなのか、②請求できるとしていくらくらいが妥当なのかというところになってきます。
これらの相談をするにあたっては、配偶者あるいは配偶者の不倫相手に慰謝料を請求することを決心するに至った根拠となる資料をお持ちいただいた方がスムーズに話が進みます。
請求された側の場合、主な相談ポイントは、①慰謝料を払う必要があるのか、②払う場合いくらくらいが妥当なのかというところになってきます。
不倫をしていないにもかかわらず請求を受けた場合でしたら、請求者に誤解を与えてしまったことはなかったのか等、不倫をしたことは認めた上で金額面での交渉を希望する場合でしたら不倫に至る経緯等を事前に整理しておいていただけるとスムーズに話が進みます。
ただ、相談前の事前の準備といっても、綿密な準備までする必要はありません。
4 お気軽にご相談ください
以上が、不倫慰謝料に関して弁護士に相談するまでの流れとなります。
初めて弁護士に相談をする方の場合、うまく話ができるか不安を抱えている方もいるかもしれませんが、弁護士の側で整理をしながら話を進めていきますので、安心していただいて大丈夫です。